洋裁型紙のお店Nara-Kara.です。婦人用洋服型紙。大きなサイズ、割烹着、雑貨やバッグの型紙もあります。
ここでは、リネンやコットンなどを使って、
洋服や雑貨を手作りするときに知っておいて欲しい基本や、
ソーイングの基礎的なことを解説していきたいと思っています。
ハンドメイドを始めてみたい方にはぜひ目を通して欲しいです。
これからも内容は追加していくつもりです。
キセ【ブログ】
キセ「裏地」
ギャザーの縫い方
切り仕付け(きりじつけ)の方法【ブログ】
キルティングの方法
くるみボタン【ブログ】
コンシールファスナーあきの作り方
シームポケットの作り方【ブログ】
シームポケットの作り方(縫い代を片倒しにするやり方)【ブログ】
シャツカラーの作り方
スタンドカラー:角丸の場合の仕立て方【ブログ】
スリットあき:バイヤステープで始末する方法【ブログ】
袖口パイピングあき(いってこい始末)の縫い方
【袖付け】セットインスリーブの作り方【イセとロック糸の始末】【ブログ】
中とじ(ミシン)【ブログ】
斜め切りポケットの手前袋布いろいろ
斜め切りポケットの作り方
バイヤステープとパイピングテープの作り方【ブログ】
パッチポケット:カーブのある場合の作り方【ブログ】
パッチポケット:参考に【ブログ】
パッチポケット:裏付の場合【ブログ】
紐の作り方:端のスッキリする方法【ブログ】
ファスナー付け(パンツ前あき)
ファスナー長さの調節の方法
ヘム上げ
ヘム上げ:カーブのある場合【ブログ】
ベルト通し:簡単な作り方【ブログ】
ベルト通し:仕立ての最後につける方法【ブログ】
裏付きのベンツの仕立て方
ループ留め〜裏地を留める〜【ブログ】
ループの作り方【ブログ】
ループの付け方
【わ】
3 中表に広げて陰干します。
4 生乾きになったら地の目の縦と横を整えるようにアイロンをかけます。
※乾いてしまってからではいけません。
必ず生乾きの状態でかけましょう。
もし、乾いてしまったら生乾きくらいまで霧を吹きましょう。
「水通し」なしの場合
全体に霧を吹くか蒸気アイロンで、地の目を整えるようにアイロンをかけてください。
何にでもいえることですが、下準備からきっちりと作業を積み上げていくと、 仕上がりが違ってきます。「地直し」はいちばん最初のそんな作業です。
戻る
生地を裁断するとき
生地を裁断するとき1・・・型紙を並べる
生地を裁断するとき基本2・・・裁断する
通常、型紙の上の地の目は「たて地」のことです。
「たて地」とは巻いてある反物の長いほうの方向です。上下のある生地の場合の柄合わせの方法です。
写真の生地は上下でモチーフが完全に逆向きになっています。
このような場合はまず、図柄として上下がない場合、自分の好きな方向を上下に決めます。
今回私は生地を遠くから眺めて「スペード」みたいに見える方向に
決めました。
中心は基本的には左右対称に見えるような位置に決めましょう。
今度は横段の出方を決めます。
この型紙は裾下がりがないので前後の裾線で柄を決めることにします。
柄は途切れたときにあまり違和感のない位置にします。
(失敗例:以前何も考えず動物の首を切ってしまったことがあります。・・・)
裾線を決めたら基準になる柄を前の型紙に書き写します。
今度は前に合わせて後の柄を型紙に書き写します。
柄が決まったらあとは型紙を柄の位置に合わせて乗せて裁断します。
※注意:素材によっては柄の縦横と地の目の縦横がずれている場合があります。
基本は「地の目優先」で裁断しますが、
ゆがみがわずかだとか、どうしても「柄をあわせたい」という場合は
「柄」を優先しても仕方ないかと思います。
芯をはる目的として主なものには以下の三つがあります。
1、シルエットづくり
2、補強
3、生地を扱いやすくする
芯の種類は、主に「織物芯」「不織布芯」があります。
手作り用の芯は「不織布」で、ほんの数種類しか扱っていないところがほとんどですが、
アパレル用の芯は本当にたくさんの種類があり、
わたしの経験上は「織物芯」を使われることが多かったです。
「不織布芯」しか手に入らない場合は生地の厚みに合わせて選ぶといいでしょう。
リネンやコットンですと、普通地用になると思います。
芯を貼るときに大事なことは
1.熱
2.蒸気
3.圧力
といわれています。
熱と蒸気で樹脂をとかして
圧力で布地の繊維にしっかりくっつけるのです。
それがうまくいかないとはがれてしまいます。
本来、接着芯は接着機械で接着します。
大きな接着面を持ったアイロンといえるでしょうか?
ただ、家庭では無理なので、
代わりに家庭用アイロンを使用する。のだと思ってください。
ですから、芯貼りは時間のかかる作業です。
家庭用アイロンは蒸気アイロンであることが多いと思います。
140度くらいにして、蒸気をオンにします。
芯によっては「蒸気」をあててはいけないと指示のあるものもあります。その場合は指示通りにしてください。
表裏に注意して生地に芯地を重ねあて布をします。
(あて布はアイロンに芯の樹脂がくっつかないようにするためです。)
アイロンはすべらさず、
端から少しずつ押さえながら、
体重をかけて、一ヵ所10秒以上かけます。
蒸気の出る穴は圧力がかかっていませんから、
その部分にも同じように再度かけてください。
全体に接着できたら、熱と蒸気が抜けるまで平らに保ち次の作業に移らないで下さい。
これは樹脂がしっかり布地の繊維にしっかりくっついた状態で安定させるためです。
芯を貼ったパーツは型紙に合わせてみて必要なら周囲をカットします。
戻る
伸び止めテープをはる目的として主なものには以下の三つがあります。
1、伸びを止めて縫いやすくする (ラグラン線、袖ぐりなど)
2、伸びを止めて形を保つ (肩線、袖ぐりなど)
3、弱りやすいところを補強する (ファスナー付け位置など)
戻る
伸び止めテープ
縫い目にかかるように、
出来上がった時に縫い代の中に隠れるところに貼るのが基本です
「縫い目にかかる」ようにするには縫い代の巾+2mmが基本になります
10mm巾の縫い代の場合は12mm
12mm巾の縫い代の場合は14mm
市販の伸び止めテープは10.12.15mm巾など巾が限られますので14mmのときは15mm巾を使用するとよいと思います
市販の伸び止めテープは10.12.15mm巾など巾が限られますので14mmのときは15mm巾を使用するとよいと思います
でも、家庭用の洋裁に使うときはたくさんの巾を揃えるのもムダが多いと思います。
縫い目にかかればよいので10mm巾の縫い代に10mm巾のテープを使い、端から2mm離して貼ってもよいです。
★ファスナー付け位置
個人的には少し伸縮して生地になじむ素材のもので10mm巾か12mm巾の伸び止めテープを使用しています。平織の硬いものより扱いやすいのでお勧めです。
このようなテープです↓
それ以外の巾を使いたいときは接着芯をカットして使っています
一口で伸び止めテープと言っても巾以外にも素材や特性もさまざまなものがあります。
素材は私が使用しているような少し伸縮するものから、平織りのしっかりしたものまで様々です。
また、縦地の目のテープや少しバイヤスのもの、半分バイヤスのもの。2種類の巾の違うテープを重ね縫い合わせてあるものなどあり、
袖ぐり用、前端用、滑脱(生地の縫い目が割れてしまうこと)防止用などの用途によって
副資材メーカーさんはたくさんの種類を作られています。
なぜたくさんの種類があるかというと、いろいろなアパレル会社の要望に答えるため、
というか答えてきたから増えた。と言えるでしょう。
アパレルのものづくりはいかに「手間なくきれいにたくさんの同じ商品を作る」かということに尽きると思います。それに合わせて縫製を簡単にするためにテープや接着芯が開発されます。
私は、家庭でのハンドメイドはアパレルのそれとは別だと考えています。
ていねいにしつけしたり、ゆっくりと針を進めたり、部分的には手縫いしたりと応用が出来ます。
「縫いにくそうだな」と感じたら伸び止めを使ったり、しつけをしたりと方法もさまざま選べるもので、「こうでなくてはいけない」と決め付けず、素材やデザイン、お好みにより芯や伸び止めの使い方を柔軟に考えたらよいと思います。
戻る
縫い代始末
もっともポピュラーな縫い代始末です。
中表に合わせて縫い合わせて縫い代を割ります。
裏地がない場合は両側の縫い代端にロックをかけます。
縫い割りと共によく使われます。
中表に合わせて縫い合わせ、縫い代をそのまま片側に倒します。
裏地がない場合はロック始末します。
倒したほうを「高」と表現します。
(※後ろ側に縫い代を倒した場合「後高(うしろだか)」)
この「高」という表現はダーツにも使われます。
縫い代がたくさん重なっていて高さが出るほうが「高」です。
縫い代をくるみこんで縫い代端を内側に巻き込む始末の仕方で、丈夫に仕上がります。
表にステッチが出るので、カジュアルな商品などに使われることが多いです。
図を見てもらうとわかるように縫い代巾が左右違います。
最初から巾を変えて裁断しても間違いではありませんが、
やりやすい「折り伏せ縫いの作り方」は、
?両側の縫い代を広い巾でとり、中表に縫い合わせたあと
?倒す側の縫い代を半分くらいの巾にカットします。
?広いほうで細いほうをくるむように折り込んでステッチで押さえます。
「0.8cmステッチ 後高 折り伏せ」という表現は
「後に0.8cmのステッチが入るように折り伏せ縫いをする」ということです。
「折り伏せ」は表にステッチが出ますが、「袋縫い」は表にステッチが出ません。
ジーンズのポケットの袋布によく使われています。
縫い代端が表に出ず、丈夫に仕上がりますが、何重にもなるので分厚い生地には不向きです。
作り方は
?外表に合わせて縫い代巾の1/3くらいのところを縫い
?裏に返して仕上がり線を縫う(図:左)
?表に返す (図:右)
たとえば縫い代が1cm巾だったら、表から4mmくらいのところを縫い、
裏に返して6mmのところを縫うと、仕上がり線どおりに仕上がりますね。
表に返した場合に最初の縫い代の端が出ないように注意してください。
ジーンズのポケットの袋布の場合は、表に返さず、2度目のステッチの状態で仕上がっています。
この場合も「袋縫い」といいます。
裏バイヤス始末と、パイピング始末についてです。
縫い代端をバイヤステープで始末する方法です。見返しよりカジュアルに、軽く仕上がります。
中表に本体とバイヤス布を接いで、バイヤス布を裏側に返し
バイヤス布の縫い代端を折り込んでステッチで押さえます。
縫い代巾はバイヤステープ巾の半分くらいにすると厚みが出ませんが、
やりづらい場合は1cmくらいで縫ってから縫い代を細い巾に切り落とすとよいでしょう。
パイピングは本体の縫い代をなしにして(仕上がり線に裁ち切り)、共布や別布でくるむ方法です
前中心から3cm脇側に平ゴムを固定するステッチをかける
※この間は平ゴムを表と同じ寸法にしてぴったりさせる
最後にカギホックをつけて完成です
※デザインにより前中心からの距離が違ったり
カギホックの代わりにボタン&ボタンホールの場合があります
戻る
ページトップへ戻る
・・・裏地の「キセ」・・・
裏地を付ける場合脇線や袖下、ダーツなどに「キセ」をかけます。
ストレッチ以外の裏地には伸縮性がないので、
運動量を増やすために「キセ」をかけます。
「キセ」をかけると裏地の本体が表地よりゆとりが生まれます。
ごく一般的な素材の場合3mmくらいの分量です。
さて「キセ」のかけ方です。
ダーツの場合
表地のダーツ線より「キセ」分内側にダーツを縫います。
表地のダーツ線のところをアイロンで折ります。
表に返すと小さなプリーツができています。
これが「キセ」です。
3mm巾のキセだと、2倍の6mm分ゆとりができたことになります。
普通の縫い目の場合
表地の縫い目より「キセ」分外を縫い、
表地の縫い目の位置をアイロンで折ります。
ダーツのときと同様、表に返すと「キセ」ができています。
表地が分厚かったり、伸縮性が大きい場合は5mmくらいにします。
ジャケットやコートなどの後中心は通常1cmにします。
戻る
ページトップへ戻る
3mmくらいの粗いミシン目で
出来上がり線の上下に2本ステッチをかけます
(※注意!縫い目が残ってしまうような生地の場合は出来上がり線の下側でなく、
縫い代内に2本ステッチをかけます)
かけたステッチの上糸か下糸をひっぱりギャザーを寄せます
縫い合わせるパーツの合印と合わせて
長さが同じになるようにします
縫い代にアイロンを当ててギャザーを落ち着かせます
ギャザーを寄せたほうを上にして出来上がり線を縫い合わせます
出来上がり線の下側(本体側)のギャザーの縫い目を抜きます
最後に縫い代をロックします
※コンシールファスナー押さえを使用します
コンシールを付けるところを縫い割ります(※ファスナー止まりの「上は粗め」「下は普通」のミシン目
スライダーを止まりより下まで引き下げます
ファスナーのムシを広げてアイロンを当てておくと縫い付けやすいです
縫い割った縫い代に止まりの金具を引き下げたファスナーを乗せて
縫い止まりまでをしつけします
ファスナー止まりより上のミシン目をほどきます
ファスナー止まりちょうどまでファスナーを、左右とも縫いつけます
スライダーを上まで引き上げてファスナーをとじます
止まりの金具をあき止まりまで引き上げカシメて、ファスナーの余分な部分をカットします
最もポピュラーな衿です。
上衿がなければ「スタンドカラー」に応用できます。
1.上衿を仕立てる
上衿の外回りを中表に合わせて縫います。
このとき表衿を少し控えて重ねて縫うと裏側があまらずきれいに仕上がります。
表裏の距離が合わなくなるのは表衿の衿先をいせ込むことで解消させます。
地衿側の縫代をアイロンで割って衿先の不要な縫代をカットします。(地衿側も表衿側も)
生地が分厚くい場合は地衿側の縫代を細くします。
これで縫代の段差を解消できます。
鋭角な衿先は一番先のひと針を落とします。
こうすると表に返したときに縫代がここに収まります。
鋭角な衿先の縫代は図のようにカットしてください
上衿を表に返して衿端にステッチを入れます。
表衿と地衿は、上の図のようにキセがかかって収まるとOKです。
2.台衿で上衿をはさむ
出来上がった上衿を台衿で挟んで縫います。
このとき前端のカーブの縫代は衿先と同様に始末します
3.衿で身頃を挟み込む
外側の台衿と身頃を中表に合わせて衿付け線を縫う
台衿で身頃をはさむようにして裏側の縫代を折りこみ、
しつけで留めるかまつります。
表から台衿に一周ステッチを入れるのですが、
継ぎ目が目立たないように左肩の後あたりからステッチを入れると、前端のステッチがきれいです。
このステッチで裏側の台衿の下側を固定するようにします。
袖口あき止まりまで切り込みを入れてひらく
あき止まりの位置でほつれない程度ぎりぎりまでパイピングで挟む
あきをとじて止まりの位置を裏側からステッチで押さえる
表に返して前側のパイピングを折り込む
不要な部分をカットしてこのあとはパイピングやカフスをつけて仕立てます。
戻る
ページトップへ戻る
一番上に乗る部分以外は裾の余分な部分を切り取ってあります。
短冊を中表に身頃にのせて画像のようにコの字に縫います。
上になる部分は縦に中縫いステッチを入れておきます。※省略可
コの字の内側に矢羽根の切込みを入れます。左右それぞれ出来上がりにアイロンで形を整えます。
下側の短冊の端と付けをミシン縫いします。
上側の短冊の端と付けをミシン縫いします。
このとき上から押さえるステッチと少し重なるところまでにしておきます。
左右短冊の止まりの部分を重ねてステッチで押さえます。
戻る
ページトップへ戻る
斜め切りポケットはパンツに使われることが多いポケットです。
見た目は同じでも袋布の仕様にいくつかのタイプがあり、
代表的なものを以下に4種類あげてみました。
次からはそれぞれの仕様について解説したいと思います。
素材によって向き不向きはありますが、お好みの方法を選んでください。
1.手前袋布のみ
2.手前袋布+ポケット口見返し(上乗せ)
3.手前袋布+ポケット口見返し(接ぎ)
4.手前袋布+続き見返し
5.アレンジ(手前袋布+脇布)
手前袋布と表のポケット口を直接縫い合わせる仕様で一番簡単な構造で、ポケット口が開いた時に手前布が直接見えます。
素材は以下のようなものを使用するのがよいと思います。
・同色の裏地
・あえて見せたい裏地
・表地が薄ければ共生地
・薄手の別生地
1.の裏地にポケット口の見返しを上乗せした形です。
裏地と直接接ぐよりも高級感のある仕様といえます。
私自身は、表地の動きが大きい場合に使うことが多いです。
(カットソーや織りのあまいものなど)
ポケット口見返し端をロックしてから裏地の上にぐるっと縫いつけます。
戻る
手前袋布とポケット口見返しを接ぎにしたもので、一般的な仕様だと思います。
裏地と見返しを接いで、縫い代を始末し、裏地側に片倒しします。
3.の見返しと本体表地のポケット口をくっつけた仕様です。
裏地と続き見返しを接いで、縫い代を始末し、裏地側に片倒しします。
3.の袋布の場合の、あとのポケット口との接ぎの工程を省略できます。
表地の動きが大きかったり弱い素材の場合は、ポケット口の強度が不足してしまう恐れがあります。どうしても続き見返しにしたい場合はポケット口にテープなどを裏打ちするなどしたほうが良いと思います。
戻る
こちらは手前袋布と脇布を続けてひとつのパーツにして作る方法です。
以下のような仕様があります。
※画像は表地1枚の場合です。その他の仕様は2.〜4.を組み合わせた仕様になります。
・表地1枚
・裏地1枚+脇布(上乗せor接ぎ)
・裏地1枚+脇布(上乗せor接ぎ)+手前見返し(上乗せor接ぎ)
戻る
ページトップへ戻る
上記の作業のあとに脇縫いなどをしたのち
裏まで貫通するようにポケット口の下端に閂止めを入れます
返しミシンでも構いません
戻る
ページトップへ戻る
★★★仕様★★★ 図は縫い代を含みます
・左前あき
・上前みかえし別パーツ
・25FKファスナー使用
・股ぐり縫い代割り
・股ぐりあと縫い
・裏なし
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
右前あきの時は左右逆転させてください
続き見返しの時は見返し付けの工程は不要です
長めのファスナーを縫いつけて
不要な部分をカットする方法で作っています
きっちりの長さのファスナーを使う場合は
あきの長さー1cmのファスナーを使用します
例:あき18cm⇒ファスナー17cm
股ぐりの縫い代を片倒しする場合は先に前の縫い代だけをロックしておきます
裏が付く場合ロック始末が必要ない場合があります
本体の縫い代に伸び止めテープを貼っておきます
伸び止めテープの貼り方はこちら
股ぐりを左右それぞれロック始末しておきます
ロックします
中表にタテ半分に折り、下端を縫います
表に返して身体側からロックし、
端から1.5cmのところにムシが来るようにし、
下の止まりはあきどまりから0.5cmくらい上で止め、
ファスナーを縫いつけます
あきどまりから後ウエスト端までぐるっと股ぐりを縫います
同じところをもう一度縫います(2度縫い)
※画像は前股ぐりだけですが後股ぐりも続いています
上前の縫い代と見返しを中表に合わせ、中心から2mm外を縫います
中心線で折り返して形を整えます
下前側の端の縫い代を1cm折り込み
持ち出し端の縫い代ときっちり合わせて
端を縫いつけます
裏側
出来上がりの形に整えて左右前中心を合わせ、
しつけるかマチ針かで固定します
中心をずらさないように見返しとファスナーを縫いつけます
上前本体と見返しをきっちり重ね、
下前持ち出しはよけて表からステッチをかけます
下前持ち出しも戻し、
出来上がりの形にしてからステッチの止まりのところに
下まで貫通するように閂止めします(返しミシンでも可)
スライダーをウエストより下に引き下げてから
不要なファスナーをカットします
戻る
ページトップへ戻る
一般的な25FKタイプのファスナーの調節の方法です。
必要な長さより長いものをカットして作ります。
上の止まりのない既成服もあり、部分縫いの本で上をカットする方法を見てからはその方が簡単ですし、私は25FKファスナーは長さ調節をせず、止まりから合わせて上側を残して縫い、カットして使っています。上の止まりがなくても特には問題ないと思っています。
別売りのファスナーの止め金具を準備します。
欲しい長さのところに印を入れ、金具を表から差込みます
裏側のツメをペンチなどで折り込みます
不要な部分をカットします
Dカンや丸カンなどの金具を用意します
ファスナーによって通る金具のサイズがありますので注意してください
ファスナートップをペンチなどでカットし、
残った部分は取り除きます
カンを通してあき口を閉じます
丸カンに共生地などでファスナートップを作り通して縫いつけます。
例:ラミネート生地でトップを作る
10×3cmを三つ折りにし
カンを通して縫います
戻る
ページトップへ戻る
「ヘム」とは「へり」とか「裾」という意味で、
洋裁では裾や袖口などの折り返しのことをいいます
ヘムを折り上げてしつけなどで仮止めしたあと、
一般的なヘム上げは以下のように「奥まつり」します
以上が手まつりで「ヘム上げ」する方法ですが、
ミシンの「ブラインドステッチ(まつりぬい)」の機能を利用しても手軽でよいです。
戻る
後裾右上のベンツの裏地付きの仕立てです。
デザインにより手順が前後する場合があります
表地と裏地の☆印の位置に印を付けておきます
0.3cmキセをかけて後中心をあきどまりまで縫います
裾を三つ折りステッチします(巾が異なることがあります)
後中心出来上がり線で左高に倒します
裾を出来上がりの形にアイロンで折り目をつけておきます
ヘムの縫い代の不要な部分をカットします
(薄い生地や透けが気になる生地などは見返しの部分のみカットします)
ベンツの端をロックします
後中心のベンツ止まりまで縫います
持ち出しのあるほうの縫い代に切り込みを入れて切り込みの上を割ります
(必ずしも斜めでなくても構いません。また切り込まず自然に片倒しにしてもよいです)
出来上がりの形に折ります
裾線をロックします(脇線を縫っていない場合は工程が変わる場合があります)
戻る
裏地の角の☆印の位置まで縫い代を斜めに切り込みます
表地と裏地の「A」を中表に縫い合わせます
表地と裏地の「B」を中表に縫い合わせます
表地のベンツを出来上がりの形に整えて、裏地の「C」を中表に重ねて縫います
表から下まで貫通するようにDのステッチをかけます
表にステッチが出ないほうが良ければ、
ここで表地をよけてステッチを入れます
見返しの裾を本体と中縫いします
ヘムを奥まつりします。ミシンの「ブラインドステッチ機能」でも構いません
ベンツ端をヘムにタテまつりします
裏地の端を千鳥がけします(表地にはかけないようにしてください)
出来上がりです
戻る
今回は後スリットあきにループが付く場合の説明です。
他の箇所に付ける場合も付け方は同じですので参考にしてください。
以下のようにループの型紙を作ると形が整えやすいです。
はみ出す厚みはボタンの厚みによって調整します。
球状のボタンの場合はもっと厚みをプラスします。
縫い代巾はスリットに付ける場合は2mmになります。
型紙側にループの縫い目を合わせてアイロンで落ち着かせます
身頃と見返しの後あきの中心線を消えるチャコなどで印つけします
身頃と見返しの後中心線をあきどまりまできっちり合わせます
右側のループを挟み込むところを残して
衿ぐり〜スリット(基本は中心から2mm)を縫います
これは部分縫いですので後衿ぐりのみですが、
作品作りの場合は前衿ぐりも続きの場合もあります
縫いどまりは返し縫するか、後の工程で重ねて縫うようにします
後中心線をあきどまりの1mmほど手前まで切り込みます
戻る
最初に用意したループを型紙のまま付け位置にはさみ、
出来上がり線を合わせます。
縫い代巾2mmの線に中心線を合わせてもよいです。
付け位置に合わせたらマチ針などで仮止めします
縫い残してあったところを縫います
あまった縫い代を短くカットします。短くし過ぎるとほつれて抜けやすくなるのである程度長さを残したほうが強度を保てます
衿ぐりに切り込みを入れます
表に返して形を整えます
戻る
衿ぐりとスリットの端にステッチをかけます
左側にボタンをつけて完成です
戻る